
いがぐりぼうずが、あちらこちらに隠れています。

この季節の恵み色。
栗のイガで染める、栗染めです。
人間の持つ『感覚』を大切にした、ものづくりを展開されているbariberryさんから素晴らしい綿布をお預かりして、ストールを制作させていただいているのですが、今回は秋の色を四種類展開。
その中のひとつ、鎌倉の栗染めの御紹介です。

鎌倉の小さな谷戸の一角に、大きな栗の木がいます。
ぐっと足をふんばって、なかなかの急斜面を登って栗拾い。
もう、この時期になるとイガの中身は、リスたちにシッケイされております。

今年は台風の塩害の影響からか、夏の酷暑か、栗の実りが少なめでした。
だから、よけいに大切に感じられます。

じっくりと煮出して、自然の色を抽出します。
水を通して、植物の持つ色と生命のちからを布に映してゆくように思います。
草木染めの色が懐かしくやさしいのは、色の向こう側に『植物のちから』が隠れているからかもしれません。

帰り道、野の草の小さなブーケを作りました。
ヨメナも盛りを過ぎましたが、可憐な花を咲かせています。
ミゾソバの金平糖のような姿、イヌタデの思いがけないピンク色。
野には、ちいさな宝物がたくさん。
野や森と仲良くなると、心地よい心の宝物が増えます。
スポンサーサイト
春の嵐が近づいているとのこと。
窓を開けて風の匂いをかいでいると、ふと、誰かに呼ばれたような気持ちがしました。

(きっと、つくしだ)という妙な確信があり、ためしに『ちいさな森』に入ってみたところ、確かにつくしが顔を出していました。

春の挨拶にうれしくなって、少しだけ野の恵みを分けてもらって帰りました。

つくしのオリーブオイル煮、ふきのとう味噌、ふきのとうの醤油まぶし。
菜の花の蕾は夜にパスタにします。

先日は、森戸川の源流近くを散策してきました。
川のせせらぎも、どこか春めいて感じます。

きらきらした水面、土の香り、身体を包み込むように鳴る風の音。
身近に、たくさんの宝物が隠れています。
3月のワークショップは、
3/15(木) 10時〜12時 蘇芳染め(薄紅色〜ローズピンク/グラデーション染め)
3/18(日)13時〜15時 ビワの葉染め
3/24(土)13時〜15時 桜染め
の開催です。
会場はすべて、鎌倉の燕カフェさんです。
近日、あらためてご案内致します。
kurrambon@gmail.com

今年は、長く桜を楽しめ、寒いながらもお得な春でした。
ここ数日はぽかぽかとして、ようやく春を感じられる気候になりました。
春を過ぎると、あっという間に初夏。ぐんぐん駆け足で季節が巡ってゆくように思います。

「ちいさな森」のたんぽぽたち。
冬場〜浅い春にかけて、サラダやサンドイッチでお世話になりました。
たんぽぽは味が濃いので、サンドイッチのアクセントにぴったり美味しいのです。
ありがとう。

空ではトンビが恋を語っています。大空で気持ち良さそう。
うぐいすの声は谷戸谷戸で違います。
打越の方のうぐいすは「ほけちょぴ」と舌たらずですが、ここのうぐいすは大人びた声で「ほけきょ」。上手です。

ちいさな森の、ちいさな花々。

私の大好きなキブシの花です。
ぽとんぽとんと落ちてくるので、それを乾燥させて飾ったり、糊でとめてラッピングに使ったりしています。

横須賀カルチャーセンターでの草木染め講座が、ありがたいことに三期目を迎えました。
ご参加者の年代はやや年配の方が多く、ゆったりとした講座となっています。
今期は4/18、5/16、6/20の三回連続講座になります。
お問い合わせやお申し込みは、横須賀カルチャーセンターにて承ります。
ご予約・お問い合わせ
046-828-5911
横須賀カルチャーセンター
http://www.culture.gr.jp/detail/yokosuka/itemview_96_903013280.html
単発のワークショップについては下記URLをご参照くださいませ。
http://kurrambon.blog.fc2.com/blog-entry-193.html
お問い合わせ、お申し込みは
kurrambon@gmail.com
もしくは、こちらのメールフォームをご利用ください。
http://kurrambon.wixsite.com/2013/contact

まだまだ寒い日も続きますが、鎌倉の野原の恵みは春爛漫です。
蕾菜を摘んで、ニンニク風味のパスタにしてみました。
菜の花での染色もかわいいけれど、食べても美味しい。
どちらかといえば、お皿の上で楽しむことの方が多いかもしれません。

今日は夕方に、「ちいさな森」でノビル、タネツケバナ、つくし摘みをしました。
ノビルはお鍋に、タネツケバナはお刺身の付け合わせにするとピリッとした風味が素敵です。
(ステンレスのカップが置いてあるのは、ひと仕事終えて缶ビールを飲もうとしていたから)

夕映えの空を、トンビがうれしそうに舞っていました。
恋の季節ならしく、寄り添うようにして。

日が暮れてから、長谷の海辺のお宿 aiaoiへ。
大好きだったTABLE AND BAR10 のNさんご夫妻が教えてくれた隠れ宿です。
18時以降は宿泊者以外もラウンジでドリンクを戴けます。
あたたかなご夫妻のおもてなしがうれしい。
ひとりひとり、グラスが違う細やかさ。
暗い海にぽつぽつ灯る明かりを眺めながら、ゆったりした時間を過ごしました。
潮風を浴びながら海辺をぶらぶらするのも楽しいですが、こんな過ごし方も心癒されます。
東京から鎌倉は遠い!という距離ではないのですが、あえて宿泊してゆったりと過ごす。
そんな旅をしてみたくなるお宿でした。
いいなあ。旅。

今週末は土、日と、古民家・燕カフェで草木染めワークショップを行います。
https://www.facebook.com/events/1656993801269191/
3/11(土)13時〜15時
えんじゅ たんぽぽ色染め
https://www.facebook.com/events/1779719132356277/
3/12(日)13時〜15時
ログウッド すみれ色染め
お問い合わせ、お申し込みは
kurrambon@gmail.com
もしくは、こちらのメールフォームをご利用ください。
http://kurrambon.wixsite.com/2013/contact

写真は桜染めです。
このところ更新が滞っておりましたが、元気に染めております。
野山も歩いております。
ふきのとうが盛りを迎えようとしていました。

今年は当たり年のように感じます。
フキ味噌、てんぷら、ふきのとうの醤油まぶし…切ってお醤油を垂らしただけなのですが、採れたての硬い蕾なら灰汁も気にならずとても美味しい春の味になります。
ほかには、ノビル、芹、菜の花など。
春の野原をまるごと、豆乳のキッシュを焼いてみました。

うきうきと野の味を堪能しています。
さて、そんな折、「春らしい色のおまかせ」というオーダーを戴きました。
考えに考えた結果、桜染めを2種類。
やっぱり、桜は特別な染めです。
梅染めに比べて薄紅色を引き出すのが難しく、大変集中をさせられる染めですが、その分、丁寧に向き合えた心地よさが残ります。

片方は、やわらかなグラデーションに仕上げました。
鎌倉の桜の枝から染めた春待ち色。
あたたかな希望の色です。
明日15日から18日まで、工房はお休みを戴きます。
お問い合わせなどの返信は19日以降となりますことをご了承ください。
19日の藍乾燥葉染めは満席ですが、
24日(金)13:00〜の草木染めワークショップはまだまだ残席ございます。
2/24(金)ログウッド+刈安・2色染め@kamakura24sekki
13:00~15:30
ログウッドの紫色と刈安の黄色を楽しみます。
単色で染めても、二色の染め分けを楽しんでも。
会場:kamakura 24sekki(鎌倉駅西口徒歩20分)
費用¥3800+素材代金+カフェオーダー


お問い合わせ、お申し込みは
kurrambon@gmail.com
もしくは、こちらのメールフォームをご利用ください。
http://kurrambon.wixsite.com/2013/contact