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atelier艸木 -あとりえそうぼく-(旧・草木染め工房くらむぼん) | 鎌倉の小さな草木染め工房

今年も藍を仕込みました。

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二階堂の自宅アトリエからの景色です。
立秋を過ぎて、少し秋めいてきました。

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今年も、昔ながらの醗酵式の藍建てで藍を仕込んでいます。

天然酵母のパンを焼いてみた方、ぬか漬けをされている方なら、すぐに感覚を掴めると思います。

すくも(蓼藍を醗酵させたもの)、木灰、少量の貝灰(あるいは石灰)。
これだけでも建ちますが、私は好みで日本酒を加えています。

藍とお酒を酌み交わしていると思うと、(私は)ぐっと親しく感じるので。
あまり加えすぎると、藍が弱く?なり、phの調整が難しくなりますので、おまじない程度です。

藍の産地によっては、糖分を必要とするようです。
その場合は日本酒やブドウ糖の他、ふすまのお粥を加えます。

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失敗したかも?と思っても、気楽に気長に見守っていると、しっかり藍は自分の力で生きようと頑張ります。
その頑張りに、そっと手助けをすると、みるみる蘇ることがあるので、諦めずに様子を見てください。

どうしてもダメ!という場合は、醗酵建てを諦めて、ハイドロを加えます。
すぐに化学建てで藍が建ち、染色することができます。


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二階堂の自宅アトリエで、漆喰塗りに没頭しています。
練り漆喰ではなく、本漆喰(石灰、わらすさ、ふのり)を自分で練っているのですが、もう、びっくりするほど海の香りがします。

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藍建て用の貝灰と漆喰を並べると、どちらも真っ白で似ているので頭が混乱します。
もともとは漆喰も、石灰ではなく貝灰を使ったのかもしれないな、と思いつつ。

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Category : つれづれ
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セルフリノベーション記録・1


鎌倉・二階堂の山の上の古いお家(住居兼工房)を、自分たちで手を入れて少しずつ快適?空間にしています。
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とはいえ、まったくのシロウトの私たち。
(私は染色、家人は音楽業で、日曜大工すら経験がありませんでした。無謀)
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はるばる山陰・鳥取から、DIY経験豊富な家人の友人(ワタルさん)が泊まり込みで作業に来てくれることになり、自分たちでできることは、とことんやろう!と、かなり大がかりなセルフリノベーションに踏み切り、とても贅沢な経験をさせてもらえることになりました。

作業が深まるにつれ、家と仲良くなっていく、家との距離が近付いていくのが分かります。

せいぜい漆喰塗りや、化粧板貼り程度を想定していた私たちが、畳を剥ぎ取り、古い根太を解体し、シロアリにやられた大引き(一番基礎になる木材)を、取り替えることができたのは、ワタルさんのおかげです。
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そして、鎌倉・逗子・小田原etc.各地の友人たちの助けもたくさん。
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友人たちのあたたかなサポートのおかげで、大変な作業を乗り越えています。
いっそ、大変な作業が面白く感じられてしまう不思議。


さらに湘南の自然素材の家づくりといえば…の「きらくなたてものや」さんの力を借りて、わいわい楽しくリノベーション祭りが始まりました。
http://www.kirakunat.com

きらくなたてものやの日高さんは「施主こそ身体を使って!」という考えの方で、いろいろ自分たちでやりたい私たちに、嫌な顔ひとつせずプロからのアドバイスをくださり、おかげで安心して作業が行えました。
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屋内テントに寝泊まりしながら、毎日全力で作業。夜になればわいわいお酒を飲み、久しぶりに会う友人と語らい…。
6月中旬に10日間、7月に10日間、そんな日々を過ごしました。
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まだまだ遠い道のりですが、
ちょっとずつ、リノベーションの様子をご報告していきます。

Category : つれづれ
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二階堂の工房で、菫色。

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鎌倉・二階堂の景色です。
山の斜面にある、ちいさな古い木造建てです。

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築年数が分からないのですが、古い地図を見たり水道を引いた時代を調べると、昭和30年頃に建てられたようです。
これから住みやすく、使いやすく手を入れてもらいますので、まだまだしばらくは笛田・常盤での活動となります。

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それでも最低限の荷物だけ運び入れ、二階堂でも作業できるようにしました。
山の緑に囲まれての作業は、眼にも心にも栄養を貰うようで、心地よいです。

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春を想って新作を染めました。
野に咲く、色とりどりのスミレ色のシルクショールです。

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タデ藍の乾燥葉、インド藍、エンジュ、蘇芳、ログウッドで染め重ねました。

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青みの、赤みの、さまざまなバイオレット。

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二階の窓から見下ろした、前面道路。
芹やミツバに混じって、スミレのハート型の葉っぱ見つけて、とても嬉しかったのです。

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夏のおわり?と日本茜

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鎌倉は緑が多いからか、暑いといっても夕暮れには心地よい風が吹く…
のが例年のことでしたが、今年の夏は鎌倉でも大変な酷暑でした。

地物のきゅうり、茄子、トマト、白うり、スイカなどなど、夏野菜に助けられながら立秋を越え、少し景色も秋めいてきて、ほっと一息ついています。
(私は夏野菜を食べ過ぎると身体が冷えてしまうのですが、今年ばかりは食べ放題に食べても足りないくらいでした)

みょうが
そこここに秋の気配。
先日は、友人に誘われて秋みょうがを摘みました。

たくさん採れたので味噌漬けに。
やはり鎌倉の野で採集した山椒の実と、豆味噌、メープルシロップで甘みをつけて茄子と漬け込みます。
上に載っているのは、みょうがの花です。

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別の日、やはり友人たちと北鎌倉の「たからの庭」へ。
お庭のお掃除の手伝いをさせてもらいました。

広大な敷地の雑草摘みです。
カラムシやヤブガラシなど、そのままにしておくとお庭を荒らしてしまう植物たちを刈り取っていきます。
すると、日本茜に出会いました。

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日本茜も、この辺りの畑などでも多く見られるそうです。
山野で見かけても採集はしたことがありませんので、今回、はじめて根っこを見ることができました。

ほんとに根が赤い!
赤い根を持つので「あかね」というのが腑に落ちます。

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ちいさいけれど、乾かしているとまぎれもなく、あの茜の匂いです。
心落ち着く、いい匂い(…と私は思います)。

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9/8は金沢自然公園で茜染め体験教室をおこないます。
(現在募集は締め切られているようです)

園内の日本茜を見本に、西洋茜を染める予定です。
今回の茜さんも、見本に加わってもらおうと思っています。

茜は根を太くするまでに何年もかかりますから、やはり貴重に思います。
茜は万葉の昔から、その鮮やかな赤を染められてきました。
染料採取のため、奈良時代には、すでに畑で育てていたそうです。
その名残が細々と生命をつなげて今ここにいるのかな。

近日の染め体験は8/25(土)10時〜12時@kamakura24sekkiです。
詳細はこちらをご覧ください。
http://kurrambon.blog.fc2.com/blog-entry-253.html

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知多半島の桜染め

知多半島の桜で染めました。
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夫の実家が知多半島にあるのですが、事情で桜の木を切り倒すことになりました。
こういう仕事をしているので、伐採された樹木を戴くことは多いのですが、根っこから切り倒すのに立ち会ったのは初めてのこと。

胸のひりひりする想いと、申し訳なさと、季節を楽しませてくれたことの感謝を、色に写し取らせてもらいました。

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桜を煮出した液は、染める前と染めた後ではここまで色が変わります。
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(奥:染める前・手前:染めた後)
しっかりと桜の色素が、布に移ったことが分かります。

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桜の息吹、存在そのものが布に宿ったように思え、いとおしく感じます。

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(桜とインド藍乾燥葉を合わせて)

桜の色は、ほんのりとしているのに深い存在感があります。
また春が巡って来たこと、穏やかに迎えることができたことをうれしく思います。


3月の桜染めは満席になっていますが、また4月にも開催予定です。
日程など、決まりましたらご案内致します。

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